イチローの物凄い守備について

強肩巧守

Ichiro makes a sweet over-the-shoulder catch｜MLB

イチローの守備はその守備範囲の広さ、送球の正確性、そして打球の判断力からメジャーリーグ史上最高の外野手と評されるほどです。守備範囲の広さイチローの守備範囲はメジャーリーグでもトップクラスでした。右翼手としてプレーすることが多かったですが、時々、中堅手にコンバートされたり、極稀に左翼手を務めることもありました。何れの守備位置でもフェンス際の打球を飛び上がったり、守備の隙間を抜けて行きそうな打球を滑り込んで捕球するシーンを数多く見せるなど、難しい打球でも並外れたプレイで処理していました。

Ichiro robs Anderson with amazing catch

例えば2005年5月2日の試合では相手のホームランになるはずのボールをフェンスから大きく飛び上がって捕球し、味方の失点を防ぎました。このプレーはイチローの守備範囲の尋常ではない広さが光るまさに伝説的なプレーと言えるでしょう。送球の正確性と強さイチローの送球はその正確性と強さが際立っていました。特にレーザービームと呼ばれる強烈な送球はメジャーリーグでも伝説的な守備の名場面として語り継がれています。

Ichiro's iconic throw to 3rd base

例えば2001年4月11日の試合では一塁走者が三塁に突入する際にレーザービームでタッチアウトを奪いました。このプレーはイチローの送球の正確性と強さがいかに脅威的なものであったかを物語っています。打球の判断力さらにイチローは打球の判断力にも優れていました。打球の落下地点や打球の勢いを的確に判断し、最適なプレーを選択することができたのです。

Ichiro slides for a game-saving grab in right

例えば2013年5月25日の試合では相手の打球が右翼のライン寄りへ落下して大きく抜けて行きそうなところを滑り込んで捕球すると素早く二塁へ送球して走者を止めました。このプレーはイチローの打球の判断力と瞬発力がいかに優れていたかを示すものと言えるでしょう。守備の貢献こうしたイチローの守備はメジャーリーグのチームに大きな貢献をもたらしました。メジャーリーグ時代には2000年から2010年まで10年連続のゴールデングラブ賞を受賞し、日本プロ野球時代を含めると1994年から18年連続となります。まさに日米の球界を代表する外野手で長くあり続けました。向上心イチローの守備はその卓越した技術だけでなく、常に向上心を持って練習に励む姿勢からも成り立っていました。イチローはメジャーリーグに移籍してからも守備の練習を欠かさず、常に新しい技術を身につけようとしていました。その努力がイチローの守備をさらに向上させ、メジャーリーグ史上最高の外野手の地位を築き上げたのです。