宜保愛子の霊能力者としての特徴

宜保愛子の特徴は霊能力の高さと人柄の良さだった。霊能力は幼い頃から持っていたといわれており、何人もの人たちを救って来たとされる。人柄の良さは気さくさや上品さ、人や霊への分け隔てのない優しさなどが挙げられる。又、天然ボケな一面も持ち合わせており、テレビ番組では笑いを誘う場面も珍しくなかった。
霊を感じ取る目と耳
右耳に先天性の難聴があり、4才のときに弟が遊んでいた焼け火箸が右目に当たり、一年程、闘病したが、視力はさほど回復しなかった。しかし霊能力においては殆ど聞こえない右耳と殆ど見えない左目で、霊の声や姿を感じ取ることができたといわれる。
人を引き付ける話し振り
幼少期、浪曲好きの父親に連れられて浪曲小屋へ良く通った。帰ると父親から浪曲の真似をさせられたが、本人も浪曲を覚えれば浪曲小屋で煎餅や飴を買って貰えるので、頑張った。この経験が後に霊能力者として人気を博した要因の一つの人を引き込むような話し振りに繋がったとも考えられる。
最初の霊能力の思い出
最初の霊感の思い出として小学校に入る前に近所の煙草屋の女主人が近所のパン屋の主人と死ぬ様子を霊視したことが挙げられる。予言として聞かされた父親は取り合わなかったが、暫くして的中してしまい、二人が不倫関係から心中したと世間にも知られることとなった。
霊能力を自覚した切欠
6歳から霊能力を自覚するが、それまでの経験として帽子を被ったフロックコートの男との出会いが大きかった。姿を見た後で腹痛や発熱があって少しずつ霊感を増して行くようになったとされる。彼が誰で、何の目的で現れたかなどの正体は本人にも分からなかった。霊能力を自覚した切欠として小学校の友達の死が挙げられる。仲良しだったが、ジフテリアで亡くなった。宜保愛子は塞ぎ込んで学校から帰っても部屋の隅に籠もるようになったが、約一ヵ月後に友達の霊が「愛子ちゃん、遊ぼうよ」と現れることに気付いた。それ以来、霊感を受けることが多くなり、この世にはないはずの人や物を見聞きするようになった。
高熱の中の臨死体験
21歳で臨死体験を得た。寒い日に熱を出し、往診の医者に肺炎と診断され、眠り始めると首の辺りからもう一人の自分として浮き上がり、そのまま、浮遊した。玄関で戦死した兄や十五六歳で亡くなった従兄弟と再会し、外へ出て菊の花の道を通ると三途の川があった。渡ろうとするが、十五歳で亡くなった弟が止めに来てそばにいたはずの母親の止める声も聞こえて戻ったという。
体調か影響する霊能力
霊能力は体調に大きく左右される。集中力が多く求められて霊視の後は非常に疲れるというが、体調を崩していると霊能力を発揮することはできなくなる。一時的な喪失で、体調が回復すると霊能力は又戻って来る。
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